ふくふくプラザ福祉図書・情報室 お役立ちBOOK No26 『介護保険サービスのしくみ 〜利用者・事業者必携〜』  デイリー法学選書編修委員会‖編(三省堂) 何をしてもらえるのか?いくらかかるのか?     介護保険制度の基本的なしくみから介護サービスを利用するための手続き、サービスの内容までをわかりやすく解説した入門書。 2018年の介護制度改正や、2019年10月改定の介護報酬の基本報酬にも対応。 (2020年発行) 『認知症の人のイライラが消える接し方』  植 賀寿夫‖著(講談社) 暴言や悪口は「苦労話」で気持ちを切り変える。話の腰を折らず、まず同調。 コツを押さえた上手な声かけや関わり方が分かるとお年寄りが落ち着く。認知症のせいで生まれる「すれ違い」。 原因は、お互いの「人間関係」にあり、これを整えることで問題の多くは解決できると説く。 介護現場で得た、認知症のお年寄りとの関係づくりに役立つ「学び」を、わかりやすく紹介。     介護家族、介護職ともに役立つ本。(2020年発行) 『介護を左右する頼れるケアマネ問題なケアマネ』  相沢 光一‖著(河出書房新社)  副題は「満足いく在宅介護をどう実現するか」。大切な親の在宅介護を良質なものにする知恵と方法を紹介。 ケアマネとのつき合い方の基本、信頼できる人の探し方などを、父親を介護した著者が自らの体験も含めて伝授。(2020年発行) 『きらいな母を看取れますか?関係がわるい母娘の最終章』  寺田 和代‖著(主婦の友社) 母娘関係に困難を抱えてきた人は、どのように年を重ね、母の介護にどう向き合えば良いのか。 時に看取りは、親子間のわだかまりを解かす役割をもつ。当事者の実体験のほか、カウンセラーと弁護士の解説を収録。(2020年発行) 『ラクゆる介護 〜大切な親を家で看取る〜』  井上 雅樹‖著(幻冬舎メディアコンサルティング ) 夜の介護はヘルパーに任せ熟睡を。食事は栄養バランスを気にしすぎない。    「ゆる」い介護で「ラク」に!著者は、「親子がぶつかったり迷ったりしながら在宅療養を続けた先には、在宅看取りという最高の親孝行がある」と説く。     在宅看取りを支える医師が、家族を家で看取る方法を伝える。(2020年発行) 『子どもに頼らないしあわせ介護計画 〜人生100年時代の自分らしい「老後準備」〜』 高室 成幸‖著(WAVE出版) 終活の前に考えておきたい自分の介護…。いずれやってくる介護生活を人任せにせず、自分でシュミレーションするためのヒントがたくさん!     介護現場の実情を熟知した著者が、老後を自分にとってしあわせなものにする為の知恵を伝授。(2020年発行) (DVD) 『長編動画 毎日がアルツハイマー 1』 『長編動画 毎日がアルツハイマー 2』 『長編動画 毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル』   関口祐加/製作・監督(シグロ)     映画監督の関口祐加氏が認知症の母と向き合い、介護、ケアのおわり、死について考え、撮り続けたドキュメンタリー映画シリーズ三部作。     1では、29年間母と離れて海外で暮らした娘が、母の介護の為、日本に戻り、今までのギャップを埋めるかのように母と寄り添う。      2では、母との生活の中で、「パーソンセンタードケア」というケア、言葉に出会い、関口監督は認知症介護最先端のイギリスへ飛ぶ。     ザ・ファイナルでは、介護者である関口監督が入院、手術。誰もがいつか迎える死を意識した監督は、     その後、国内外の医療、ケア施設を訪れ、緩和ケア、安楽死を含め多様なケア、死のあり方を考察する。 (2012年/2014年/2018年制作)