テーマ別資料紹介   新型コロナウイルスの流行からすでに1年半が経過しました。 ワクチンの接種も始まり、一歩一歩少しずつですが、世界はウイルスと闘っています。 日常が流行前に戻る時期はまだ先でしょうが、夜明けのこない朝はないと信じ、できることから取り組んでいきましょう。 今回は、「コロナ禍」関連記事を掲載している雑誌を紹介します。 当図書室は福祉関係の雑誌や新聞も所蔵しています。ぜひご一読ください。 ・保育の総合情報誌  『保育の友 2021年2月 特別増刊号       特集 コロナ禍における保育所等のさまざまな取り組み                  〜Withコロナを見据えて〜』    新型コロナウイルス感染症の対応に追われてきた2020年、子どもの成長や発達を支えるため、    保育所等はあらゆる対策を講じながら運営を継続してきた。    Withコロナ時代の保育をどのように展開していくべきか。保育者には何が求められているのか。    実践レポート7つを交え、新たな気づき、真の保育の姿を探る。     全国社会福祉協議会(2021) ・介護専門職の総合情報誌  『おはよう21 2021年6月号     特集 コロナ禍の介護技術 利用者を感染させない20のポイント』    感染症が介護施設内でまん延するのを防ぐには、“感染させないこと”が大切。    利用者との距離が近く、時間がかかることも多い介助。“低接触”“短時間”を切り口に介護技術を見直し、    利用者の有する力を引き出すためのポイントを整理。    また、4月号では「コロナ禍の認知症ケア」と題し、実践例を交えながら、押さえておきたいコロナ禍の認知症ケアのポイントを解説。    中央法規出版(2021) ・介護のプロへの応援誌  『ふれあいケア 2020年10月号       特集  感染症〜予防と拡大防止〜』 新型コロナウイルスは、緊急事態宣言が解除されても消え去ることなく存在し、次の流行に備える必要がある。 感染症全般の予防策と罹患者が出た場合の感染拡大防止策について、訪問介護や施設での実践レポートを交えて紹介。 また、災害発生時の感染症対策のあり方についても考察。 全国社会福祉協議会(2020) ・終活  『終活読本ソナエ 2021年 春号       特集 コロナ禍の入院 介護 看取り』    新型コロナウイルスの感染防止で、病院の面会が難しくなるなど、家族と「会えない最期」を迎える人が増えている。    逝く人と家族に寄り添うエンディングのプロ、「看取り士」「納棺師」などの取材も交え、最良のお別れについて考える。    もうひとつの特集は、“少額からできる「遺贈寄付」”。少額でも、世の中をよくしたいという気持ちを託す、終活の新しい形…。    体験談をもとにやり方や情報を紹介。     産経新聞出版(2021) ・ボランティア  『月刊 傾聴ボランティア 2021年4月号』    コロナ禍の中、対面での傾聴ボランティア活動も自粛せざるを得ない状況にある。    このような状況で何ができるかというと、個人宅においての電話による傾聴くらいではなかろうか。    コロナ禍における個人宅傾聴。電話傾聴について、どのようにおこなったらいいか、注意点はどんなことか等を紹介。     日本傾聴ボランティア協会(2021) ・福祉の総合情報誌  『月刊福祉 増刊号 2021年2月       特集 Withコロナの社会福祉』    第1部は、コロナ禍の福祉で何が起こったのか、論文「新型コロナウイルス感染症と福祉サービス」、    座談会「これからの福祉はどうすすむか」などを記載。    第2部は、コロナ禍での社会とこれからの社会について、    経済・労働・都市と地方・教育・医療・健康・歴史・技術・デジタルの面から考察する。     全国社会福祉協議会(2021)   ・社会福祉研究専門  『社会福祉研究 No139号(2020年12月発行)       特集 コロナ危機が社会福祉に突きつけたものは何か―          withコロナに社会福祉はどう取り組むのか―』    コロナ危機は、以前からの社会福祉の脆弱さ、機能不全家族の問題を顕在化させるとともに、  格差・不平等をより深刻化している。これからのwithコロナ状況下で、社会福祉はどうあるべきかを検討。  総論と各論から成る論文と、5つの現場報告で構成。   鉄道弘済会(2021)