ふくふくプラザ福祉図書・情報室 専門図書室からのお知らせ 令和5年9月作成 [テキスト訳凡例] タイトルの前には■、内容には□、著者等には●、出版者には◎、発行年には◆を付けています。 福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)2階の 福祉図書・情報室 です。 厚生労働省による5年に1度の見直しで、2023年10月に生活保護基準の改定が実施されます。 今回は“生活保護”についての資料を紹介します。 ■支援困難事例から考える生活保護ケースワーク □不就労が長期化する人への支援、知的障がいをもつ人の地域生活を支えるための支援、 ホームレス状態からアパート生活への支援など、9つの支援困難事例から、生活保護ケースワークが担う役割や課題について解説。 ケースワーカーの悩みに寄り添い、支援のヒントを示す1冊。 ●池谷秀登 編著 ◎日本加除出版 ◆2023年発行 ■生活保護ケースワーカー はじめての現場の実務 □大阪市天王寺区保健福祉課担当係長の著者が、生活保護ケースワーカーの仕事に早く慣れる方法を紹介。 生活保護ケースワーカーが抱えるつまずきを解消するために「相談・面接」の仕方や「家庭訪問」の仕方、 「保護記録」の作成の仕方などを内容ごとに解説する。 ●山中正則 著 ◎学陽書房 ◆2023年発行 ■福祉知識ゼロからわかる! 生活保護ケースワーカーの仕事の基本 □生活保護ってどういう制度? ケースワーカーとして最初にすべきことは? 効率的、効果的な家庭訪問をするためには? 初めて生活保護の現場で働く人へ、 生活保護の基本的な知識や現場のリアルな情報を伝えるとともに、ケースワーカーとしての心構えとノウハウを紹介。 ●山中正則 著 ◎学陽書房 ◆2022年発行 ■誰も断らない こちら神奈川県座間市生活援護課 □生活困窮者やその予備軍など、支援が必要な人へ手を差し伸べている「座間市生活援護課」と「チーム座間」。 自治体とNPO法人などの民間団体(「チーム座間」)がタッグを組み「断らない」生活支援を行う。 「どんな人も見捨てない」ために奮闘する人びとを描いたルポルタージュ。 ●篠原匡 著 ◎朝日新聞出版 ◆2022年発行 ■失敗事例に学ぶ生活保護の現場対応Q&A □指示に従わない生活保護利用者、停止・廃止、虚偽の報告、SNS投稿による業務妨害などの事例を物語形式で紹介し、 失敗の原因や具体的な対処法をQ&A方式で説明。 弁護士であり、2017年から福岡県直方市で任期付公務員として勤務している著者と同市で生活保護を担当する市職員執筆チームが、 生活保護行政の現場で奮闘する職員のために分かりやすく解説。 ●眞鍋彰啓 編著 ◎民事法研究会 ◆2021年発行 ■大阪に来たらええやん!  西成のNPO法人代表が語る生活困窮者のリアル □大阪市西成区では4人に1人くらいは生活保護の受給者。「住むところがない」「お金がない」「家族がいない」など、 生活困窮者の実情やこれまでに相談を受けてきた事例を紹介しながら、生活に苦しむ人のリアルと生活保護の大切さを訴える。 NPO法人創業のきっかけも収録。 ●坂本慎治 著 ◎信長出版 ◆2021年発行