ふくふくプラザ福祉図書・情報室 専門図書室からのお知らせ 令和6年11月作成 [テキスト訳凡例] タイトルの前には■、内容には□、著者等には●、出版者には◎、発行年には◆を付けています。 専門図書室からのお知らせ 福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)2階の 福祉図書・情報室 です。 11月は「児童虐待防止推進月間」です。 児童虐待に関する事件や相談件数は依然として増加傾向にあり、社会全体で解決すべき重要な問題となっています。 今回は「児童虐待」に関連する資料を紹介いたします。 ■SOSを見逃さず、支援につなげる!子どもを守るセーフティネット □児童虐待、経済的困窮、ヤングケアラー…。 困りごとや困難を抱えた子どもたちのSOSに早いうちに気づき、サポート支援につなげるためのポイントを解説する。 また家庭の状況を把握し、子どもだけでなく家族全体をサポートする方法にも触れる。 ●櫻井 和典・廣瀬 貴樹 監修 ◎ナツメ社 ◆2024年発行 ■発達障害・愛着障害・小児期逆境体験(ACE)のある親子支援ガイド □子育てのストレスを減らすことが、虐待を防止することへ繋がる。 虐待問題の背景には親がトラウマを抱えていることや、子育ての悩みを相談できずに孤軍奮闘している現状がある。 発達障がいのある子どもや教育虐待などの8つの事例をあげ、支援者としての対応方法などを解説する。 ●高山 恵子 著 ◎合同出版 ◆2024年発行 ■子どもを育てられない親たち □なぜ、悲劇は繰り返され、誰も命を救えなかったのか? 元法務省東京少年鑑別所法務教官で実際に児童相談所でも働いた経験のあるジャーナリストが、児童虐待のリアルを語る。 虐待が起こりやすい家庭や実際に起こった虐待事件を検証し、事件の根深さを考察する。 ●草薙 厚子 著 ◎イースト・プレス ◆2024年発行 ■子どもの意見表明権の理論と実務とこれから 児童相談所業務を中心に □子どもの意見表明権についての理論や児童相談所等で実際に行う実務について分かりやすく解説。 虐待を受けていて家に「帰りたくない」という子どもや一時保護中に「通学したい」という子どもの事例をあげ、 支援者の「子どもの意見」と「子どもの最善の利益」の“はざまの悩み”に答える。 令和6年4月施行の令和4年児童福祉法改正に対応。 ●浦 弘文 著 ◎日本加除出版 ◆2023年発行  ■さよなら、子ども虐待 □子ども虐待とは?なぜ虐待はなくならないのか?虐待を目撃した場合の対応方法は? 長年虐待を取材し続けてきたライターと、一児の親でもある漫画家が虐待とは何かを述べ国の虐待防止策の問題点について解説する。 ●細川 貂々・今 一生 著 ◎創元社 ◆2023年発行 ■市町村における児童虐待防止と支援のあり方 市町村だからこその悩みへのヒントとアイデア □市町村自治体に「児童虐待防止と支援の困難事例と資源やサービスに関するアンケート」調査を実施。 回答結果をもとに、日々虐待対応を行っている職員に役立つ対応方法をまとめ、支援のポイントやアイデアを提案する。 ●市町村児童虐待防止と支援のあり方の研究会 編著 ◎岩崎学術出版社 ◆2022年発行